シリーズ第十一弾では、戦国時代の東北の雄と詠われた最上義光を取り上げました。
最上家は最盛期には七十万石に近い規模を持つ大大名でしたが、僅か五十数年で実質上滅亡してしまいました。
代々の最上家の人々の思いや考えを見て行く時、「家」を継承することの難しさを知ることが出来ます。
現代の同族企業・ファミリービジネス(FB)に於いても、同様の課題や問題そしてトラブルを抱えていると聞いています。
ならば、最上家を中心にその他の武将や大名を見ていくことで、FBの抱える課題の解決のヒントが得られるのでは考えました。
勿論、時代背景は大きく異なりますが、人々の思いや考えは不思議なほどに、変わらないのではないかと思います。
【まえがきより】

著者プロフィール
神戸 博(かんべ・ひろし)
1949年横浜市に生まれる。同志社大学工学部卒。
NEC日本電気入社、^25^年間に亘り無線通信システムの海外ビジネスに従事。その後日本エリクソン(現エリクソン・ジャパン)に転職、14年間勤務。在職中にコーチングを学び始め、(一財)生涯学習開発財団の認定コーチ資格を取得、社内コーチを始める。退職後の2009年、個人事業として「コーチHK」を起業。企業向けコーチング及び研修活動を実施中。一方、戦国及び江戸時代には若い頃より深い興味を持ち、多くの歴史小説を読破。2012年、名古屋市内に転居、執筆活動を始める。