本書は平成18年から平成28年までの約十年間をまとめた句集です。毎月三句ずつ新作を発表している私自身が主宰しております俳句会の会報のコーナー名青葉抄をそのままこの句集のタイトルといたしました。今回の電子書籍化に伴い多少ですが、更に推敲致しております。上野貴子の近年約十年間の句を存分にご鑑賞下さい。

【プロフィール】
上野 貴子(うえの たかこ)
俳句作家。1960年千葉県出身。高校時代演劇部の県大会で優勝したことがきっかけで女優に憧れ、玉 川大学に入学と共に上京。同大学演劇専攻科を卒業後、本多スタジオでの公演で主演に抜擢 され、数々の舞台を経験。27歳で結婚し友人の劇団に参加。 その後、離婚と共に俳句と出会い、伊藤園「お~いお茶俳句大会」にての奨励賞受賞を契機 に本格的に俳句の勉強を始める。40歳を迎えると同時に再婚という幸運に恵まれ、更に俳 句活動に専念。ホノルルフェスティバル「平和文学賞」「現代日本文芸作家大賞」など数々 の賞を受賞。 三軒茶屋を拠点とした「おしゃべりHAIKUの会」を主宰し、カルチャースクールやネット 講座での俳句講師を務める。ライフワークとしては、毎日俳句日記を10年以上書き続けて いる。2013年「uenotakakoの俳句TV」の開局。俳句雑誌への掲載や、TV、ラジオに も出演。そして2014年には8月19日を俳句記念日と制定(日本記念日協会認定)し、ひ とりでも多くの方に俳句ファンに成って頂きたくさまざまな分野に発表し続けている。
著書・監修書:『物思ひ』、『俳句ダイアリー』、『曇りのち晴れ』、『おしゃべりケーキ物語』、『上野貴子俳句全集』、『はじめての俳句上達のポイント』(メイツ出版)、『違いがわかるはじめての五七五「俳句・川柳」上達のポイント』(メイツ出版)その他、『お誕生日俳句 生まれたてのあなたへ:ショートポエムで綴るバースデー』 (1~3月編、4~6月編、7~9月編、10~12月編)計4冊(プラスワン・パブリッ シング[kindle版])など。