お腹が空いてキッチンへ。
リンゴ、卵、お茶……目に入るものの名前は英語で言える。

でも、リンゴは半分にして、卵はゆで卵をつくるから鍋に水を入れて沸騰させる。
このどうするのかの「動作になることば」が動詞です。

「リンゴを半分に切る」
Cut an apple into half.

ゆで卵を作るときには、「鍋に卵を入れ、水を加える」
Place eggs in the pan, fill with water.

それから、「沸騰させる」
Bring to a boil.

名詞に動詞が結びつくと、何をどうするのかがわかります。(第1章より)

第1章 料理を作るときに使うことば
1.食材を切る
2.料理の下ごしらえ
3.調理の方法
4.料理のプロセス
5.料理ができました
第2章 食材の名称と使うときのことば
1.野菜 Vegetables
2.フルーツ Fruits
3.ナッツ Nuts
4.魚類 Fish
5.エビ・カニ・貝類 Crustaceans / Shellfish
6.肉と肉の加工品 Meat / Ham
7.乳製品 Dairy Products
8.香草とスパイス Herbs & Spices
9.穀類/シリアル Grain / Cereal
10.調味料 Seasoning
11.食品の数え方 Food quantifier
第3章 できた料理を味わうときのことば
1.料理が出来上がった時、「食べてみて」 Have a taste!
2.おいしそう、いいにおい! Mmm…it smells good.
3.変な味、まずい味… Humm…it’s interesting.
4.料理をしてくれた人へほめことば Compliments to the chef
5.味の表現 How to describe the taste of food
6.食感の表現と使い方 Texture of the food
第4章 レシピの読み方と使うことば
1.ウエルシュ レアビット(英国)
2.地中海地方風ディップ タラモサラタとフムス
3.エビとアボカドのグレープフルーツソース(アメリカ)
4.モロッコ風キャロットサラダ(モロッコ)
5.オリーブのフライ(イタリア)
6.アンダルシア風ガスパチョ(スペイン)
7.サーモンリエット(フランス)
8.ツナパテ(フランス)
9.鮭のケイジャンスタイル(アメリカ)
10.ポークヒレ肉とプルーンのクリームソース(フランス)
11.チキンサルテンボッカ(イタリア)
12.チキンコルドンブルー(フランス)
13.オレンジとアーモンドのシロップケーキ(ギリシャ)
14.ピーカンパイ(アメリカ)
15.アップルクランブル(英国)
16.テラミス(イタリア)
第5章 調理温度や重さの換算と使うときのことば
1.ことばで表す調理の温度表現 Useful temperature for cooking
2.オーブン温度
3.ことばで表現する温度
4.計量カップやスプーンの国による違い

著者プロフィール

白沢 紅 (シラサワ コウ)
1953年生まれ、秋田県出身、明治学院大学卒業。
外資系企業に10年勤務、1987年からニュージーランドへ現地企業に5年間勤める。1993年フランス人と結婚。オーストラリア・シドニーとアデレード、フランス・パリとプロバンス、アメリカ・フロリダ、スイス・ジュネーブで暮らす。海外滞在は17年。

訪れた国:上記のほか、イタリア、ベルギー、スペイン、ポルトガル、イギリス、ドイツ、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン、オーストリア、モロッコ、カナダ、ホンジュラス、北京、香港、シンガポール、ニューカレドニア。

食生活からそれぞれの家庭のルーツや生活様式の違いなどを知り、いろいろな国の料理やしきたりに興味を持つ。滞在中、その国の人たちやほかにもギリシャ人、イタリア人、スペイン人、レバノン人、ユダヤ人から家庭料理と食文化を学ぶ。
アデレードでワイン、パリとジュネーブでフランス語会話、パリではエステの学校で学ぶ。学んでいる最中、次から次とわからないことばや表現に突き当たり、書店や図書館へ。食に関する本は英語とフランス語で300冊以上。
帰国後、秋田で小学校の英語教育に携わる。2007年から、英語は使うものをコンセプトに英語でクッキングのレスパースグルメを千葉で主宰。メニューの組み立て方、テーブルセッティング、テーブルマナー、食べ物トリビア、海外の食生活などをコースに組む。ほかに、子供の会話教室、食べ物やワインをテーマにした英会話教室を主宰。