最近では「和食」が日本人の伝統的な食文化としてユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあり、世界各国で「日本料理」のお店が軒を並ぶようになりました。
 しかし、日本食というのは良くも悪くも日本特有の風土による食材を活かしたものであることや、鮮度や美しさにこだわったものであるため、本当の日本料理を海外でおもてなしすることはとても難しいことなのです。
 実際に日本でいう“料理”とは、ただの食べ物とは違い、料理人から食する人へのメッセージが込められているものを指します。日本の“料理”の中には、調理したものだけではなく食べる空間、食べる器、盛り付けに至るまですべてにメッセージがあります。
 そこで本書は、海外の人にもわかりやすく「和食料理」に込められた意味や楽しみ方などを日本文化の背景を交えながら解説致します。
 「和食」に関心のある方はもとより、日本や日本文化に関心のある方も含めて御一読いただければ幸いです。

目次:
第一章 日本食とは
第二章 日本食の基本「一汁三菜」
第三章 日本料理の楽しみ方
第四章  「懐石料理」「会席料理」「精進料理」の違い
第五章 日本食の調味料を知る
第六章 日本食の素材を知る
あとがき

著者プロフィール/日下部淑美(くさかべよしみ)
心とカラダと魂のメッセンジャー カラダ経営コンサルタント
管理栄養士。 
女子栄養短期大学卒。
製薬会社、医薬品業界に約17年従事。
健康のジェネラリストであり、食のスペシャリスト。
目には見えない自分の感情や思考(スピリット)が病気を治すことを
「スピリチュアル医学」と提唱し、独自のスタイルで食とスピリチュアル医学を
融合し体質まで考慮した個別カウンセリングを実施。
クリニックや施設、企業において4000件以上の症例を指導・改善してきた実績をもつ。
著書:
『The Japanese food I would like to know more about』(Kindle/英語版/プラスワン・パブリッシング/2016.2.8)
『A型のための病気にならない食べ方のルール』(かんき出版/2016.3.1)